アセンブラ命令

前回、CASLUの命令はアセンブラ命令、マクロ命令、機械語命令の三つに分類することが出来るという話をしました。
ここからは各命令について詳しく見て行こうと思います。
まずはアセンブラ命令についてです。

アセンブラ命令はアセンブラの制御を行う命令で、CASLUではSTART、END、DS、DCの四つしかありません。

START/END

STARTとENDはセットの命令で、プログラムの先頭と終了位置を定義します。

ラベル   START [実行開始番地]

         END

STARTにはラベルを付ける必要あり、省略は不可です。
オペランドには実行開始番地を指定することができ、そのプログラム内で定義したラベルを指定します。
実行開始番地を省略した場合は、STARTの次の行から処理が行われます。

DS

DSはDefine Storageの略で、領域の確保を行います。

[ラベル] DS 語数

オペランドの語数は10以上の10進数定数で指定します。

DC

DCはDefine Constantの略で、定数の定義を行います。

[ラベル] DC 定数

定数は10進数定数、16進数定数、文字定数、アドレス定数のいずれかを指定します。